いずれも海外から流入したと思われ、多剤耐性アシネトバクターは、東南アジア、中国、韓国渡航者から、MDM1遺伝子を持つ多剤耐性大腸菌は、インドから、KPCという抗生物質分解酵素を持つ多剤耐性肺炎球菌は、ニューヨークの病院から転院した患者から発見されています。
新型流行性肺炎(サーズ)や新型インフルエンザのように、交通事情の発達で耐性菌も世界各地から短期間の内に入ってきます。
我々医師は、常に新しい情報を確認し、可能な限り耐性菌を作らないよう、又拡散しないよう努力することも求められて来ています。