花粉症は、スギなどの花粉のアレルギー反応によって、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの不快な症状を起こす病気です。
花粉に対するアレルギーが原因です。
鼻の症状は、くしゃみを繰り返す、鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみがあります。
眼の症状は、眼のかゆみ、まぶたの腫れ、結膜が腫れ(充血)があります。
眼は、細隙灯顕微鏡検査などで角膜、結膜を検査します。
鼻は、鼻粘膜や副鼻腔の状態を観察し、鼻汁の成分の検査をします。
眼と鼻の検査以外に、血液中の抗体の量の測定によって診断します。
花粉症は、予防治療が効果的です。
予防治療とは、花粉症が発症する前に、発症を抑える治療をおこなうことです。
具体的な予防法は、2週間ぐらい前から抗アレルギー剤を投与し、アレルギー反応を軽減させます。
予防治療以外の標準的な治療方法は、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、局所ステロイドの薬物によって、症状を軽減させます。
テレビニュースなどで、花粉情報が毎日報道されていますので、花粉の多い日は、なるべく外出を控えるようにしてください。
外出しなければならない時は、マスク、眼鏡が必需品です。
価格の高い安いにかかわらず、ほとんどのマスクは花粉を90%以上阻止します。安価なものを使い捨てにする方が衛生面からも良いようです。
横に防御カバーのある眼鏡は、花粉量が普通の眼鏡の3分の1になる実験結果もでています。
花粉を家に持ち込まないためには、日中、窓や戸は閉めてください。
帰宅時は、衣服などをよく払ってから家に入り、洗顔、うがい、入浴をし、服を着替えてください。
洗濯物も外に干した場合、よく払ってから取り込みましょう。
部屋の掃除をこまめにおこない、侵入してきた花粉を排除しましょう。