傷の湿潤療法

従来、傷は消毒剤を使い、乾燥させて治すという治療でした。従って"傷があるから入浴はダメです。"といわれた経験があると存じます。
しかし最近では、"入浴後、流水で洗って頂ければ可です。"とか、ラップみたいなもので傷を包んで、"1週間後にみせて下さい。"といわれたりする事もあります。
傷の治療法が変わってきているからです。そのような新しい傷の処置法をお伝えします。

ポイントは3つ

徹底的に洗う事が効果的です。

けがをした時、ヨードチンキなどで消毒をします。
しかし、これら消毒剤はタンパク質に出会うと殺菌効力が急速に低下し、効果は2時間程度しか続きません。
はたして、消毒は意味があるのでしょうか?

健全な細胞1gが化膿するために必要な細菌は10万個ぐらいだそうです。
ところが、異物(砂、木や草の破片、壊死した組織、血腫)が一緒に存在すると200個の細菌で化膿してしまいます。

このことから、化膿を防ぐには、傷口内に異物を残さないように徹底的に洗浄することが大切であることがわかります。

傷口を早く治すには

傷を早く治す為には、その傷が新しい皮膚で覆われなければなりません。
新しい皮膚を作るために、傷口周囲の皮膚から皮膚の元になる細胞が移動してきます。
移動には傷口が湿った状態である方がより良いとされています。

傷口の表面を湿った環境に保てば、傷を消毒してガーゼを当てて乾燥させるという従来の方法に比べ、早く、きれいに治ります。

当院での対応

当院では、症例に合わせて、より良い治療法をいち早く現場に取り入れ、患者様へ質の高い医療サービスを提供したいと考えています。

ご不明な点・質問等ございましたら、お気軽にご来院ください。

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